国防に関わる看護師 その実態とは?

日本では法律により国内の平和、安全を保ち、日本の独立性を確保する為、内閣に防衛省が置かれている。さらに防衛省が指揮監督する自衛隊がある。自衛隊には陸上、海上、航空の3種の自衛隊がある。 また、それぞれの自衛隊が共同で設置する自衛隊中央病院や地方管区の自衛隊病院があり、それら病院において看護師も当然勤務している。 防衛省や自衛隊における看護師は主に衛生要員として配置され、自衛隊内に設置される衛生科部隊や、前述の自衛隊病院、駐屯地業務隊の医務室において看護師として勤務する。

防衛省の指揮監督する自衛隊では、外部の教育機関で看護師教育を受け、国家試験に合格した者を採用、任官する場合もあるが、 国防の要である自衛隊の特性上、有事の際、多量の負傷者が発生した場合にも対応できるようにする為、防衛省は自衛隊内に高等看護学院を設置し、看護師教育を実施している。 この高等看護学院では、陸上自衛官としての看護師を養成する性格上、特別職国家公務員として給与が支給される。また、入学金、学費は防衛省が負担する為、不要である。

防衛省の管轄内である高等看護学院に在籍している間は、自衛官としての身分たる二等陸士が与えられる。 これは防衛省の管轄である事、国防の要である自衛隊への入隊を前提としている為であり、そのカリキュラム内には通常の看護師教育には無い、自衛隊独特のものがあり、銃の組み立てや、ヘリコプターからの降下訓練も取り入れられる。 また、高等看護学院を卒業後、看護師たる自衛官として任官される場合には、二等陸曹としての身分が与えられ、防衛省の自衛隊病院や、自衛隊内の衛生科部隊、駐屯地業務隊に配属され看護師としての業務に服する。